履修登録について
春休み中の「事前登録」を忘れないように！
４月に行われる履修登録とは別に、下記の科目については春休み中に「履修登録＝事前登録」を行います。
この事前登録を行わないと下記の科目の履修ができなくなりますから、必ず行ってください。
事前登録科目
| 新２年生 | 新３年生 | |
| 情報系科目 | コンピュータＡ２ | コンピュータ Ｂ２ |
| 語学科目 | 英語Ｂ１ | 英語Ｃ１ |
| 中国語Ｂ１ | 中国語Ｃ１ | |
| 韓国語初級１ | ||
| 選択必修科目 | 社会調査論 | コミュニティ運営 実習 |
| 社会情報処理 | 情報処理実習 | |
| 外書講読 | コミュニティ運営実習 |
登録方法
- ３月上旬に事前登録はがきが各自に郵送されます。
- 必要事項を記入して、３月２０日までに返送してください。
- 登録の結果は４月のオリエンテーションの時に掲示されるので確認してください。
- ＊人数制限のある科目は抽選により履修できない場合があります。
「専門演習」の履修は4月に行なわれます！！
3年生の皆さん、いよいよ専門演習が始まりますね。
演習は、卒業研究へと続く大切な科目ですので、しっかり考えて、２年間の研究テーマを決めてください。
履修までの過程
- 演習の「オリエンテーション」は4月6日に行なわれます。
オリエンテーション後、履修までには「教員訪問」期間があります。
この期間に、勉強したいテーマに関連する教員を訪ねてしっかり相談してください。
その後、第1次履修登録を行い、人数の調整をして、第1次配属発表が行なわれます。
第1次登録で配属されなかった学生は、再度、教員訪問を行い、第２次登録を行います。
第２次配属発表後、さらに配属されなかった学生は、最終的に第３次登録を行います。
３年次に演習の単位を取得できないと、４年生の卒業研究の履修が認められません。
必然的に留年という結果になりますので、必ずオリエンテーションに出席して、演習の履修を期間内に行ってください。
詳細は、オリエンテーションで説明があります。
教務委員会から、履修科目の「履修登録」についてお知らせ致します。
- 大学では、高校までとは異なり、各セメスター（半期）で自分の勉強したい科目をカリキュラムの中から自由に選ぶことができます。
ただし、その際、一定の規則がありますので注意してください。
＊まず、「必修科目」があります。これは、「必ず単位を取得しないと卒業できない」というコワイ科目です。
1年次では、英語、体育講義、体育実技、「現代社会と人間」、コンピュータ入門、基礎演習が、必修科目ですから、これらの科目は「必ず」履修することになります。
また、必修科目は「Nラス指定」がされているものもあるので、自分がどのクラスかをよく確認してください。
＊次に、選択科目です。選択ですから、内容や曜日などを考えて、自由に選択することができます。
＊それでは、どのくらいの科目を選択したら良いのでしょうか。
→大学では、卒業が認められる最低限度の単位数を決めています。
これを「卒業単位」といいます。
コミュニティ政策学部では、124単位と定められています。
この単位を充たすためには、1年次の前後期あわせて、少なくとも40単位くらい取得しているのが望ましいでしょう。
というのは、履修単位は大学ではほとんど3年次までに取得するようにカリキュラムが編成されているからです。
つまり、皆さんが最初に登録を行う1年前期では、「20単位プラスＸ単位」ということになります。この「Ｘ」をいくつにするかは各自の事情によって異なるわけですが、取りすぎても大変だし、少ないと「単位を落とした」ときに心配ということになります。だいたい平均して２２〜２４単位くらいでしょうか？ 身近な先輩に相談してみるのもいいですね。
春にオススメの一冊
後藤先生のオススメ
山本おさむ作『どんぐりの家』全7巻 小学館
- ５年にわたり〔ビッグコミック〕に連載され話題を呼んだ、実話に基づいたコミックスです。授業の中でも紹介しましたが、埼玉県で、聴覚障害者のための施設〔どんぐりの家〕を作り上げるまでの記録です。
たかがマンガとあなどってはいけない。私たちは人間としてのあり方を障害児・者から学ばないといけないのじゃないか、と、考えさせられます。特に1巻と2巻が良いですね。
井上先生のオススメ
菅原 峻著『図書館の明日をひらく』晶文社
- 長年住民の図書館づくり運動と係わってきた著者が、地域の人々に開かれた図書館のためには何が必要かを、たくさんの実例をもとに、展開しています。
館員の役割から、図書館の建物そのものの話まで、とても広範囲にかつ具体的に話が進められていますが、その核心は「<図書館をつくる>から<図書館をはじめる>へ」という発想の転換にありそうです。
図書館に興味のある人もない人も、地域の図書館は、コミュニティを考える際の一つのヒントや入り口になります。是非手にとって読んでみて下さい。
成戸先生のオススメ
阿辻哲次著『漢字の字源』 講談社現代新書
- タイトルを見ると敬遠したくなるが、とても楽しく、現代のわれわれの生活と深い関わりをもつ内容である。漢字の字源を通して中国の、ひいては日本の歴史・文化を理解するのに役立つ。第一章「漢字と食文化」、第二章「男と女の漢字学」、第三章「漢字の動物園」からなる。第一章では、例えば「羊羹(ようかん)」の起源について述べられている。もとは羊の肉を使ったスープであり、古代中国では大変なご馳走であった羊羹は、イスラム教徒の中国への流入とともに開発された羊の血を使ったスープ料理を指すようになり、さらにそれらの料理の中でも、羊の血を固めて作ったスープを、日本人が血の代わりに植物性のベニを使って甘いお菓子としたものである。お菓子としての羊羹は中国に逆輸入され、今では栗羊羹なども作られている。第二章は読んでのお楽しみ。第三章では、特に、「象」についての記述が興味深い。日本人はもともと象牙というモノを通して象と接触したが、日本語で象を意味する古語の「きさ」は「木目」の総称に由来し、象牙には木目のような模様があることから「きさ」が象を表わすようになったとされる。日本人は15世紀になるまでは象の実物を見るチャンスはなかったようだ。また、甲骨文字に象を表わす漢字が存在することから、殷代の中国は現在よりもかなり温暖かつ湿潤で、黄河中流域に象が野生動物として住んでいたことが十分に考えられる。やがて気候が寒冷化し、象は南に移動し、実際に見られなくなった象は「いったいどんな動物か」と人々が心に思い描いたことから、「想象→想像」という言葉が生まれた。
矢部先生のオススメ
香原知志著・亀崎直樹監修『ウミガメの旅―太平洋２万キロ―』（地球ふしぎはっけんシリーズ２）ポプラ社
- この本の主役は、アデリータと名付けられた１頭のアカウミガメです。1996年8月、彼女はメキシコのカリフォルニア半島沖に放流されました。電波発信器を背負ったそのカメを人工衛星「アルゴス」で追跡した結果、彼女は西へ西へと泳ぎ続け、1997年7月にはとうとう日本の三陸海岸沖にたどり着いたことが分かったのです。およそ1年で1万kmの大航海を成し遂げたわけです。
ウミガメはなぜこのような大移動を行なうのでしょうか？ そしてウミガメは海でどのような生活を送っているのでしょうか？
海は今なおわれわれ人類の目や手がなかなか届かない世界であり、ウミガメ達の海での生活もいまだに謎に満ちあふれています。しかしながらこの本の著者香原知志さんは果敢にも、ウミガメ達の海での生活、特に大洋航海をテーマとして取り上げています。標識調査、人工衛星による追跡実験、DNAによる集団の識別、大陸移動説の適用などのウミガメの研究方法が紹介され、それらの方法によって少しずつではありますが明らかになってきたウミガメ達の生態や回遊の経路が、先に述べたアデリータに関する話題を中心として分かりやすく説かれています。しかも、ウミガメとはどのような生物学的特徴を持っているか、ウミガメと人とはどのように関わりあってきたか、海洋汚染や混獲でウミガメがいかに絶滅の危機に瀕しているか、そしてウミガメを守るためにはどうすればよいかといった話題にも触れられており、内容は盛りだくさんとなっています。
にもかかわらずすっきりと読み通してしまうことができるのは、最新の科学的知見を誰にでも分かりやすく紹介したいという香原さんのサイエンスライターとしての情熱と、彼の筆力の賜物でしょう。
一応小学校中学年?高学年が対象となっている子供向けの本ではありますが、大人向けの一般書には現在この本に類するものはありません。したがって一般の方にとってもウミガメのことを知るためのよい入門書となっています。
とにかく読んでみて、ウミガメ1000万年の歴史と彼らの生活の舞台である大いなる海に思いを巡らせてください。この「ウミガメの旅―太平洋２万キロ―」は、楽しく読めて心がロマンで満たされる、お薦めの本です。
建石先生のオススメ
- 原子力資料情報室編『恐怖の臨界事故』岩波ブックレット
- 草柳和之著『ドメスティック・バイオレンス―男性加害者の暴力克服の試み―』岩波ブックレット
- 田中伸尚著『日の丸・君が代の戦後史』岩波新書
- 1999年9月30日に起こった東海村の「臨界事故」とは何だったのか。継続した「臨界」状態に、何の対応もなされなかったのはなぜか。「難しい」原発事故を理解するのにお勧めの本（１）。
男性の中には、愛情関係にある女性に暴力を振るうのを止められない人がいる。著者は、このような「ドメスティック・バイオレンス―ＤＶ―」を男性の心理的病理として捉え、克服の方法を提示している。男性の側からＤＶを考えた本（２）。
「日の丸」・「君が代」を国旗・国歌とする「国旗国歌法」が、衆参合わせてたった16日間の国会審議で、1999年8月9日制定された。この背景となった広島県世羅高校の石川校長が、卒業式前日の2月２8日に自殺したという事件は記憶に新しい。なぜ、県の教育委員会は「日の丸・君が代」の完全実施を命令するのか。なぜ、高校教諭組合はそれに反対するのか。「日の丸・君が代」問題を歴史的に説明する本書（３）は、同時に、現在の日本の姿をも浮かび上がらせている。
保田先生のオススメ
１ 矢崎節夫著 『みすゞコスモス』 JULA出版局
２ ＣＤ キャスリーン・バトル「オンブラ・マイ・フ」キングレコード、Ｋ３０Ｙ２３５
２ ＣＤ キャスリーン・バトル「オンブラ・マイ・フ」キングレコード、Ｋ３０Ｙ２３５
１は「大漁」や「私と小鳥と鈴と」など３５篇からなる金子みすず童謡集。作詞者の＜共生きのまなざし＞がすばらしい。
２はＮ洋酒メーカーのＴＶコマーシャル＜オンブラ・マイ・フ＞やラフマニノフの＜ヴォカリーズ＞など９曲を収録。バトルの紡ぎ出す世界に身を浸すしあわせ・・・。
村林先生のオススメ
大塚ひかり著『源氏の男はみんなサイテー〜親子小説としての源氏物語〜』マガジンハウス
『源氏物語』はご存じですね？ 古典で出てくるあれです。私がオススメするこの本は、あの『源氏物語』に、著者である大塚ひかりさんが彼女自身の現代的な視点から切り込んだものです。ある本をテキストとして自分の視点で解釈するということはこういうことなんだと分かりますよ。恋愛の話が魅力的な『源氏物語』がベースですから、もちろん内容も面白いです。手軽に手に取れるものとして、同じ著者の『愛のしくみ〜平成の平安化〜』（角川文庫）があります。
映画紹介
主演 ジェーン・フォンダ、ヴァネッサ・レッドグレーヴ（アカデミー賞助演女優賞）
- ジュリア―JULIA―
- Julia: It’s all right. Everything’s fine. Nothing will happen now.
Lilian: How long do we have?
J: Not long.
L: You still look like nobody else.
L: Why do you have crutches?
J: I’ve got a false leg.
……
J: No tears, Liliy.
L: I’m sorry.
J: It’s done. It’s what it is.
……
J: I want you to know that…you’ve been better than a good friend to me. You’ve done something important. We can save five hundred people. Maybe…maybe a thousand, if we can bargain right.
L: Jews?
J: About half are Jews. Political people. We can only do today what we can do today. And today you did it for us.
J: Now,I want you to stand up. Take your hat. Listen to me. Put your hat back on. Say goodby to me and then go. Yes…my beloved friend. Leave…….
これは、「ジュリア」のクライマックスで、ナチス・ドイツの政権下、友人ジュリアの頼みで、生命の危険を侵してユダヤ人を救うための５万ドルを運んだリリアンが、ほんの一瞬、ベルリンのカフェでジュリアと再会できた場面です。
緊迫感の漂うベルリン駅のそばのカフェ、リリアンが足を踏み入れたとき、煙草の煙やざわめきを背景に、ジュリア役のヴァネッサ・レッドグレーヴが深みのある笑顔でリリアンを見つめていました。
この映画は「人間の尊厳」をテーマとしていますが、それとは別に、この映画の美しさは、このジュリアの笑顔に尽きるでしょう。
- 「映画紹介」では、「コミュニティと個人」をテーマとして、いくつかの映画を紹介してきました。
「組織（会社）」と「個人」、「両親や近隣住民」と「個人」、「国家（ナチス・ドイツ）」と「個人」、「国家（人民の国家）」と「個人」等、その関係は様々ですが、どのような集団であれ、「集団」との関係で「個人」が大切にされるというのは非常に難しいとうことが、どの映画からもわかるでしょう。
でも、それだけではなく、どの映画も、集団の力に負けずに自分を大切にした「個人」の姿を描いています。大切にしたい「個人」をはっきりと持っているということです。
皆さんにとって、守るべき「個人」とは何でしょうか。自分とは、誰でしょうか？
「映画紹介」はこれでひとまず「Fin」です。「自分」や「真実」にめぐりあうために映画は格好の素材ですから、これからも色々な人生や世界に出会ってくださいね。 （星空のディスタンス）
図書委員会からのお知らせ
二年生の皆さん、ちょうど折り返しを迎えていらっしゃる大学生活ですが、醍醐味(?)はこれからですよぉ。
一年生の皆さんも、一年間を振り返ってどんな感想を持っていますか ?
充分遊んで、充分勉強できましたか ? いかがでしょうか ?
さて、新一年生の皆さん、大学でなにかやりたいことがみつかりました ?
皆さんの図書館です。利用した感想や要望など、図書委員や基礎ゼミやゼミの先生などへ遠慮なくお寄せ下さい。
「まちづくり文庫」を新しくはじめます
- 今図書館では、新しく「まちづくり文庫」の準備を進めています。これは、愛知・岐阜・三重の東海三県を中心に、まちづくりの運動をしている様々なグループの活動の記録や、まちづくりに関して行政が出している文書を系統的に集めるものです。
これらは、実際にまちづくりに携わっている人たちの活動や生の声を知ることができる重要な資料です。
この種の資料は、これまでの書籍を中心とした図書館では、収集されることがあまりありませんでした。本学豊田図書館では、コミュニティ政策学という新しい領域の研究・学習(皆さんが日本で一番最初に学ぶのですよ ?!!! )をサポートするために、これらの資料を集めていくことにしました。
ひとことで「まちづくり」といっても、環境保護の運動、商店街の活性化、お祭りや郷土芸能の保存、オカリナの演奏などなど、実際の活動は実に様々です。また、コミュニティの大きさも、関わっている人の人数も、いろいろです。
イメージをつかむことの難しい「コミュニティ」・「コミュニティ活動」についても、このコーナーで実際の活動の記録を見ると、実感を伴ってわかってくることと思います。是非、実際に手にとって眺めてみて下さい。
三年生ではじまる『コミュニティ運営実習』での実習先についても、どういう活動をしているところなのか、どういう情報発信をどういう手段でしているのか、などなど、調べてみて下さいね。
そして、自分たちのコミュニティ、例えば同好会やクラブ、地域のコミュニティ、インターネットで知り合ったグループ、などで、実際に情報発信する時に参考にして下さい。
現在のところ、コミュニティの先生たちが研究の過程で集められた資料が中心です。これからも、よりLい範囲で様々な資料を集めていきたいと思っています。皆さんも、是非協力して下さい。教員や職員だけではなく、学生の皆さんも参加して、「まちづくり文庫」を充実したものにしていってほしいと思っています。
皆さんの感想や要望をお待ちしています。
まちづくり文庫は、図書館の一階の奥です。
図書館ホームページについて
- 図書館の利用方法、年末年始の開館時間などは、図書館ホームページに載っています。資料の探し方についても詳しく説明されています。
ちなみに、文献探索法のページは、レポートを書くときの強い味方です。
是非、ブックマークに加えて、利用して下さい。
URL: http://www.gakusen.ac.jp/library/
最後に・・・
最近、ソファに横になる姿が目に付きます。
図書館は公共の空間です、みんなが気持ちよく使えるように、心がけましょう。
また、今年度になってから、靴の盗難が何件か報告されています。
各自の持ち物は各自の責任で管理して下さい。
外靴用のビニール袋を用意していますので、ご利用ください。
学生委員会だより
今回は、学生委員会から学生の皆さんに、主題を絞って問題提起をしたいと思います。自分たちの問題だと受け止めて考え、提案し、行動してくれることを、期待しています。
駐車場の現状は
- この豊田学舎には、おおむね350台程の駐車スペ−スがあります。学生については、駐車許可証の提示を条件として構内駐車を認めていますが、特に厳密な取り締まりや処分を行なっていないこともあって、今年の7月の調査でおよそ8割の無許可駐車の車がありました。特に学期のはじめと期末試験期間中はそうした車で構内はあふれかえっています。ただその時でも、北のはずれの調整池に隣接する駐車スペ−スは結構空いていたりするのですが。
そうした状況で、接触事故が、いわゆる当て逃げも含めてちょくちょく起きています。大きな事故になっていないのは、幸運というべきでしょう。
十分な駐車場を確保すれば問題は無いのでしょうが、このキャンパスの周辺は開発が制限されている地域なので、なかなか難しい話です。加えて、教室の増設も必要ですし、学生会館の新設の話も浮上してきているところで、ますます駐車スペ−スの確保は難しい状況になってきています。
事務局でも検討をしていただいていますが、要するに、当面は今あるスペ−スを上手に使うしか方法がない、と考えるのが妥当のようです。
規制強化は真の解決にならない
- 構内へ入る時に、ガ−ドマン等による入構規制を行なうとか、無許可駐車の常習者を厳しく処分するとか、個人の駐車スペ−スを予め決めておくとか、規制強化の方法もいろいろと考えられます。ただそれでは、学内から追い出された車が周辺に止められ、近隣に住んでみえる方達とのトラブルへと形を変えるだけに終わることは、目に見えています。
どんなル−ルで仕切るにしても、主人公になる学生の皆さん全員の理解と協力なしには解決出来ない問題であるだけに、難しいわけです。どこの大学でも、あるいは、日本の多くの集合住宅でも、この問題が永遠の課題となっていることを見ても、その難しさが分かります。
通学バスを便利にすることに力を入れたい
- 1999年度から、通学バスの運行を名鉄バスに委託しています。前よりは便利になったけどまだ十分ではない、利用代金をとられるのが痛い、という声も聞いていますが、今の通学バスには、大学から相当多額の経費が使われています。可能な限り利用者の声を反映させるように改善の努力はお願いしていますが、しばらく我慢して利用してみてください。
安定的に効率のよい運行が出来るようになれば、今より便利にしていく余裕が生まれます。つまり、利用者が多ければ、それなりの対応を考える事も出来るというわけです。
通学が便利になるように足を確保することが、駐車場問題の解決のための選択肢の重要なひとつであることは明らかですので、通学バスの利便性を高めることには私たちも力を入れています。
そのため取り敢えずは、通学バスの利用を奨励しています。まずこのことから学生の皆さんの協力をお願いします。
今のル−ルを守ることから始まることがある
- コミュニティ政策学部が発足した年から、6か月以上の無事故・無違反者に対して交通安全講習会への出席を条件にして駐車許可証を発行しています。1999年度は1年間のうちに許可証を受けた学生が60名程度でした。
今のこのル−ルに無理があるのか、もっと有効なル−ルはどういうものなのかを、検討するにしても、それなりに今のル−ルできちんと運用してみネいことには状況判断が出来ません。学生の皆さんの意見は、フォ−マルな組織である学生会を通して話し合いの場に乗せられるような仕組みを作ってきています。
ですから、一度今のル−ルを守ってみてください。その上で、学生の意見を反映する形でル−ルの見直しが出来ると思っています。
上意下達で物事を決めてしまおうと、私たち学生委員は考えていません。学生と協力しあって、もちろん経営学部も一緒に、大学コミュニティ創りをしていきたい、というのが基本姿勢です。
学生の皆さんの意見を求めます
- できるだけ学生会を盛り立てて自分たちの意見を反映させるよう、努力してみてください。まずはそれが、民主的なコミュニティ作りの基本です。学生会の活動に関心をもって参加することをおすすめします。そこから皆さんの意見を通してください。
自分なりのまとまった意見を持っている人は、この〔Community News〕に、投稿してもよいのではないでしょうか。学生委員の教員や指導教員に直接意見を言いに来てもらっても良いかと思います。大多数の白けたサイレント・マジョリティが減って、多くの学生たちの声が聞かせてもらえるようになることを、願っています。
生きたコミュニティ作りを、今、ここで、共に、考え実践して行きましょう。
セクシュアル・ハラスメント対応窓口
コミュニティ政策学部では学部の発足と同時にセクシュアル・ハラスメント対応窓口の活動が始まりました。
これまで、ガイドラインを作ったり、アンケートをお願いしたり(結果は学部のホームページでお知らせすることになっています)、教職員が「セクハラ」の事を勉強する機会をもったり、と色々な活動をしてきました。
でも、どうしてセクハラのガイドラインが必要なの ?
ガイドラインなんて、なんか行動を縛られているみたいで、なんか暑苦しい、
とか、逆に、
ガイドラインなんてあっても、セクハラの防止には何の役にもたたない、
と思っている人もいることと思います。
皆さんが、持っている疑問を少しでも解決できるように、そして皆さん自身が自分で考えるためのきっかけとなるようにと、セクハラ対応窓口(対応を抜かさないでね)では、学生の皆さんを対象とした講演会を行いました。
『キャンパス・セクシュアル・ハラスメント』
講師 武田万里子先生(金城学院大学)
- 講演では、セクシュアルハラスメントに興味を持つようになったご自身のきっかけを交えながら、この何年かで急速に浮上してきたように見える「セクハラ問題」が、実は古くからあった問題であったこと、それが「セクハラ」という言葉を得て、漸く問題化されるようになってきたこと。従って、セクハラ問題が表面化していないということは、そこに「セクハラ」がないということには決してならないと言うことが確認されました。また、男女雇用機会均等法におけるセクハラ規定の新設・人事院規則の策定など最近の動きを受けて、問題の扱われ方の変化や各大学での動きなどについて解説して下さいました。
その上で、労働現場と違った教育現場でのセクハラの特殊性や、セクハラの原因となる人間関係や私たちの意識についてもお話し下さいました。
講演の後には、学生の皆さんからの質問や意見が述べられたほか、学部長が、学部開設当初からセクシュアル・ハラスメントに関して取り組んできた理由を説明され、学生課の井野さんからも、事務の体制についてのお話をしていただきました。
講師の武田先生はキャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワーク*1の東海地区の事務局もつとめられていらっしゃいます。
*1 キャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワークは、教育の場におけるセクシュアル・ハラスメント問題を考え、対策と防止に取り組むことを目的に、1997年に大学を中心に、全国の教育諸機関を結んで、結成され、情報交換・問題解決のための支援・様々な教育や啓蒙活動を行っています。
皆さんの疑問は解決できたでしょうか ?
講演会についてのご意見や、こんな方のお話を聞いてみたいなどのご要望や企画を、是非窓口担当までお寄せ下さい。
講演後のアンケートでは、裁判に至った事例の多さに驚く声や、セクハラの原因についての深い理解、またその対策についての考えが述べられていました。皆さんの関心の高さを知り、正直驚いています。もちろん、うれしい驚きナす。セクハラを一つの手がかりとして、自分たちの大学がどういう場であるべきか、あってほしいかを考えてみて下さい。先生と学生の関係、学生同士の関係、グラブでの先輩・後輩の関係、事務職員と学生の関係などと考えることはたくさんあります。その中で、ガイドラインや相談窓口のあり方についても、いろいろな感想やこういう窓口にしてほしいなどの意見が出てくると思います。対応窓口担当教員として、そういう皆さんの声やご意見・ご提言がたくさん寄せられ、皆さんが対応窓口に積極的にかかわり、参加して下さることを心から願っています。
- これは、セクハラを自分たちの問題として考えてもらうために、ガイドラインをかみ砕いて説明したものです。
四月には皆さんの手元にお渡しできる予定です。
でも、やっぱりガイドラインがどうして必要か分からないという皆さんに、自分たちの学ぶ場にとって、セクシュアル・ハラスメントとはどういう行為なのか、お互いの人間関係を考える手がかりとして一度ゆっくりセクハラのガイドラインや手引きを読み直してみて下さい。
ルールやきまりやガイドラインがうざったいのは、他人から与えられたからではありませんか？
自分たちにふさわしいガイドラインはどういうものなのか考えて、今のガイドラインの問題点を是非教えて下さい。
以下は、そのための手がかりなりそうなWebページと参考文献です。
http://www.jca.ax.apc.org/shoc/
- キャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットのページです。
セクハラに関する資料のほか、各大学の取り組みなども紹介されています。
- 詫間電波高専の先生のグループのWeb ページです。
お猿の広場という名前の通り、かわいいアイコンが特徴です。
セクハラってなに ? などとても分かり易く説明されています。
渡辺和子・女性学教育ネットワーク編著 『キャンパス・セクシュアル・ハラスメント ?調査・分析・対策?』 （啓文社）
キャンパス・セクシャル・ハラスメント全国ネットワーク全国事務局編ブックレット
- 『キャンパス・セクシュアル・ハラスメント--「声をあげたい」あなたの支えとなるために』
『キャンパス・セクシュアル・ハラスメント--大学の責任、どこまで、どうとらせるか』
『キャンパス・セクシュアル・ハラスメントと法』 （京都産業大学教職員 労働組合出版）
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セクシュアル・ハラスメント相談窓口のページへ
岡田先生のおとぼけ就職塾 その３
- ある日のことでした。とつぜん、研究室のドアがノックされました。
- あの、コミュニティ・ニュースの担当のものですが、先生に原稿を書いていただきたいので…
えーと、最終の締切りはいつ？
１月11日です。
というわけで先回とまったく同じ状況。今回は何を書こうかと前回の終わりを見たのですが、「今、就職委員会では、皆さんたちの就職先の企業をリストアップするという作業をはじめました。いずれ、かなり具体的なかたちでお知らせできるでしょう」とあるのですが、かんじんのその作業が進んでいないので、書けんがね。困ったな。やっぱり、年末にいった名古屋市内某台湾料理店の“蛙の唐揚げ”についてのエッセイを書くか。いっしょにいった××さんが書いてくれないかな。「班常会と“蛙の唐揚げ”について」とか（スミマセン、楽屋オチで）。
あの、先生がこういうしょうもない書き出しで枚数かせぎばかりしていると、レポートでまねするやつがでるよ。
ごもっとも。というわけで、今回は、苦し紛れに４月からの就職についてのスケジュールについて書くことにしました。次回のコミュニティ・ニュースは、７月なので手遅れになるので…
〔近未来推理小説〕黒山太郎『トラ猫ルパンの連休明けの就職課』（陰画社）
今日は、５月６日の連休明け。また講義が始まる日である。Ｘ大学就職課のカウンターで学生が、職員をよんでいる。職員のＹは、面接の相談でもあるのかと思った。各社の就職試験も本格化し、そろそろ、いわゆる内定や、内々定も出はじめるころであるからである。しかし、そうした彼の期待は無残にも打ち砕かれた。
- あのー、連休も終わったので、そろそろ就職活動でもしようと思っているんですけど、やり方がわからなくて…
それを、部屋のすみで一匹のトラ猫が見ていたのにＹは気がつかなかった。〔以下次号〕
就職活動は、３年生の期末試験が終わったと同時に始めてください。
つまり、内定までのタイム・テーブルはつぎのようなものです。
| ２０００年 ２月 | 就職活動の開始 資料請求、E-mailによるアクセス、エントリーシートの作成 |
| ３〜４月 | 会社説明会、企業セミナー |
| ４〜６月 | 就職試験、面接等 |
| ６〜７月 | 内定、内々定 |
この点については、いずれ、直接、皆さんに説明いたします。今は、とにかく、「来年の２・３月頃には就職活動ははじまっているんだ」「本格化しているんだ」ということを頭にたたきこんでおいてください。とはいえ、そんなこといわれてもというのが、皆さん方の気持ちでしょう。もちろん、私たちとしても、いきなり、来年２月に就職活動の荒海に放り出すつもりはありません。必要以上に焦ることはありません。 ゼミ、実習に本格的に取り組み、大学生としての力を養うことが本筋です。しかし、今の段階で、徐々に考えてほしいこともあります。そこで、４月から、次のようなかたちで、あなた方の就職への意識を高める講座等をおこないます。
| １−２年生 | ３年生 | ||
| ２０００年４月 | 就職講座・就職説明会開始 | ||
| ５月 | 就職入門講座 | 同窓会主催就職説明会 | |
| ６月 | 公務員・就職試験講座開講 | ||
| ７月 | |||
| ８月 | 公務員・就職試験講座開講夏期集中講座 | ||
| ９月 | |||
| １０月 | 就職入門講座 | ||
| １１月 | 同窓会主催就職説明会 | ||
| １２月 | 就職入門講座 | コミュニティ政策学部就職説明会 | |
| ２００１年１月 | 就職入門講座 | コミュニティ政策学部就職説明会 |
このうち、３年生にとってのメインは、就職講座と就職説明会です。くわしいスケジュールは、４月のオリエンテーションで説明いたしますが、経営学部と合同でおこなわれるものです。就職講座は、日本経済の動向等を中心に、就職する場合に心得てほしい経済の知識等を説明いたします。これは、経営学部の正規の授業科目で、コミュニティ政策学部から受講する場合は、所定の手続きが必要です（単位が認定されます。ただし卒業単位外です）。就職説明会は、就職戦線の現状からはじまって、エントリーシートの書き方、面接の受けかた等々を説明するものです。こちらは授業ではありませんが、できるだけ全部を聞いてください。以上は経営学部・コミュニティ政策学部の共通の企画で、おもに経営学部の今までのノウハウをもとに説明するものですが、コミュニティ政策学部独自の事情もありますので、別に説明会をおこないます。ぜひともご参加ください。
就職指導委員会は、無闇に危機意識をあおるつもりはありません。しかし、今の時期に確実にやって欲しいことを、皆さんにしめします。ですから、私たちのいうことをペースメーカーにして就職に取り組んでください。４月にお目にかかりましょう。
知識時代の人と活き方
１．知識社会とマルチメディア技術
知識社会は、ネットワーク技術とデータベース技術などの情報技術（ＩＴ）を応用した情報システムが組織活動や個人生活の基盤となる。一般労働者層は知的労働の前提とし、経営・管理者層は意思決定や合意形成の為の重要な支援機能として利用する。行政や教育・研究機関、企業や市民のあらゆる組織で知識が知的資源や知的資産として管理・運用されねばならない。情報システム関連の資格はそれらの知的作業を行う上で一定の技術レベルにあることを示している。資格があるから仕事の遂行能力があるというわけではないが努力をした証としての効用はある。情報システムとは、データを入力・収集して加工し、有用な情報をもたらす付加価値のあるデータに変換して出力・配布するシステムである。これには機械設備だけでなく、これに関する人的資源、技術資源、財的資源などの組織上の資源も含む。知識社会における一般労働者は知的労働者として位置づけされる。情報システムを自らの業務に利用する、情報システムの専門家でない人々をエンドユーザー（End User）という。システムアドミニストレーターの役割は、情報システムをエンドユーザー部門に普及させ、個々のユーザーの業務を効率化し改善して、組織的な業務改善につなげていくことである。
情報システムやコンピュータに関する資格は100以上もある。例えば、システム・プログラミング関係では20数種、パソコン利用系で数種、マルチメディア・デザイン系10種弱、及びワープロ・オフィスワーク系等である。企業では、ユーザー側の資格が重要視されており、その代表的な資格がシステム・アドミニストレーターである。次に重要視されている資格は、日米格差が大きいソフト開発に関連した資格である。インターネットに関連するソフト開発は、マルチメディア技術が不可欠である。ゲーム等のコンテンツ制作者になるには、それらの技術を前提とする。日本の情報教育は、専門学校や大学ですらアプリケーションソフトのオペレーションを主体にしている。これは、情報システムに対する認識の欠落が原因である。この分野で最先端のアメリカの情報教育は、アナログ的なデザイン方法などの創造力やシナリオ構成のための論理思考強化等が主体となっている。マルチメディア・デザイン系の資格の概要について述べる。
1）マルチメディア検定
マルチメディア制作者の登竜門。コミュニケーションデザイン、基礎・要素技術、システム、社会論の4つの視点からディジタルコミュニケーションをしていく上で必要な知識と技能を判定される。電子メールやホームページを利用して簡単な情報の受発信、新聞や雑誌のマルチメディア関連記事が理解でき、ソフトウエアのマニュアルを理解し、迅速に操作を習得できるレベルが3級の水準である。システム開発や一般業務で求められる実践面での応用分野は広い。２）ＣＧ検定
コンピュータ・グラフィック技術に関する操作技術と表現方法のためのデザイン力から出題される。映画やゲーム等のエンターテイメント分野だけでなく、公告、出版、設計など、あらゆる分野で、ＣＧを使ったビジュアル表現が多用されている。一般企業の営業や企画部門でのプレゼンテーション業務に利用しているところも多い。３）画像処理検定
基礎・アルゴリズム・システム・応用の4分野における総合力を判定する。あらゆる分野で活かせる画像処理のプロとして将来有望。例えば、天気予報や医療関連などを主として今後応用は一般領域に拡大する。４）ＩＮＰＡ資格検定試験(インターネットプロフェッショナルアドバイザー)
インターネットの利用を促進させるため企業などが行う社員研修の指導者を目指す資格で、インターネット利用に関するトラブルの解決を支援するのがＩＮＰＡの大切な業務である。ホームページ上の仮想試験会場で一定期間常時sわれている。有効期間は1年間で、その後は更新のための試験を受けることになる。５）ＤＴＰエキスパート認証試験
DTP(デスクトップ・パブリッシング)とは、コンピュータの画面上で、文字情報や画像、図形などをレイアウト編集することである。製版印刷の基礎的知識とDTPの知識及びコンピュータの知識について試験が行われる。コンピュータ編集、印刷のプロフェッショナルを指向する。６）ＣＡＤ利用技術者試験
コンピュータで設計・製図を行う技能認定試験。建築や機械の設計など様々な業界で資格取得者が求められている。
２．EUC/EUD概要と資格取得方略
一般の知識労働者やシステム・アドミニストレータにとって重要なことは、前述したようにPCの仕組みや構造、パッケージソフトの操作だけ覚えれば良いというのは間違いである。個々の機能を学ぶ時に、それらが自分の仕事にどう役立つのかといった利用局面を当てはめて理解すべきである。情報システムと業務、仕事との係りについて述べる。１）仕事とコンピュータ
組織における仕事の流れと情報の流れを体系的に把握し、これらを支援している情報システムの役割と機能について理解する。システム・アドミニストレータは、エンドユーザー主導で担当業務に最適な情報システムを構築するにあたっては、リーダーシップを発揮しなければならない。２）基幹業務システムとのかかわり
エンドユーザー部門が、基幹業務をシステム化する際、情報化推進リーダーとしてのシステムアドミニストレータは、次のような各種の技術が必要不可欠なスキルとして要求されるエンドユーザーが、システムを利用する際の操作性を考慮したヒューマンインターフェイスの設計技術、システムを評価するためのテスト技術、及び構築したシステム検証技術などである。エンドユーザー独自によるシステム構築であるEUD（End User Development）においても必要となる共通技術である。３）エンドユーザーコンピューティング（EUC）
EUCを具体的に行うために必要となる知識・技術を身につける。EUCでは、パーソナルコンピュータ(PCと略す)を主役にした情報処理が行われることを想定している。ハードウエアは、パソコンとその周辺機器、ソフトウエアは、表計算とデータベースソフトを中心に、情報化の側面から快適なオフィス環境を実現していくための知識等を学習する。４）システム環境整備と運用管理
知識社会における主要な情報技術である、インターネットを含めたネットワーク環境について学習する。即ち、ハードウエアとソフトウエアの選定・利用環境整備や構成管理、ネットワーク利用技術、ファイル管理、性能・障害管理、セキュリティ管理や著作権保護などである。５）EUC推進のための表現能力
EUCの啓蒙活動において必要となる表現能力を取り上げている。特にマルチメディアやWebといった新しい表現能力について概要を学習する。発表技術として聞き手の立場を考慮した分りやすい説明ができること。文書の書き方では、正しい日本語でしかも適切な表現のしかたで、分りやすい文書を作成することができるようにする。マルチメディアの利用では、情報伝達や発信の場面でグラフや図解、イラストなどの表現技術を効果的に利用できるようにする。 コミュニティ政策学部の情報教育関連の科目は10数科目準備されている。教育実践に際しては理論ニ専門を主に応用を含めた実践を行い、資格試験の受験の動機付けとなるように考慮している。情報教育の目標は２つあり、最初の目標は、EUC（エンドユーザーコンピューティング）とEUD（エンドユーザーディべロップメント）に関する概念と開発・運用管理について学びシステム・アドミニストレータになること。2番目の目標は、地域モデル、狭域モデル、超域モデルに対応した知識時代の電子コミュニティやディジタル・コミュニティの構築ができる人材となる為の基礎、専門と応用について履修する。主要科目と内容について、「コンピュータ入門」科目は、EUCとEUDの概要、情報科学、情報システム/DB/ネットワークやコンピュータの原理を知り論理思考を育む、PCの操作技術等を履修する。「コンピュータA1,A2」科目では、EUC主体に表計算応用、ホームページ作成、プレゼンテーション・ソフト習熟を学ぶ。「コンピュータB1,B2」科目では、EUD主体にマルチメディア/表計算/DB/ネットワーク概論や応用について学ぶ。
国際交流委員会ニュース
去る1999年12月9日（木）、コミュニティ政策学部留学生の張群さんと王治さんの結婚を祝うパーティーが中田学部長主催で行われました。二人はともに中国の出身で、現在は中田ゼミに所属しています。お給xみの短い間のパーティーでしたが、同じ留学生の仲間が集まり、歌やギターの演奏で盛り上がり、楽しいひとときをすごすことができました。中国では結婚のお祝いには甘いものを配る習慣があるそうで、この日もチョコレートやケーキで祝いました。
勉強と結婚生活、そしてアルバイトと忙しい毎日になることと思いますが、がんばってほしいと思います。
同じく1999年12月9日（木）夕方６時から、安城学園すべての系列校に留学している留学生が集まり、クリスマス・パーティーが開かれました。場所は豊田学舎の食堂で、留学生をはじめ、日本語講師、教職員ら関係者そして一般学生など７０名あまりの人々が集まりました。おいしいごちそうや飲み物を囲んで、大いに話がはずみ、またカラオケ・コンクールやプレゼント抽選などがおこなわれました。
1999年12月12日（日）、愛知学泉大学豊田学舎に近い保見団地で自治区のもちつき大会がおこなわれました。このもちつきは今年で１８回も続いているもので、自治区の方々が周到な準備をし、地域の交流のためにおこなっているものです。愛知学泉大学からも留学生と一般学生が参加させていただきました。保見団地には多くの日系ブラジル人の方々が住んでいらっしゃいますが、大人も子供も日本のもちつきを大変喜び、もちつき経験を楽しんでいました。
学生投稿記事 ちょっとオイシイ＜シネマ＞の話
- なんと、あの「タイタニック」のもつ動員記録を半分の日数で破り、ある国の全国民のうち7人に１人が見たという映画がやってきた！
その映画とは大韓民国（韓国）からやってきた「シュリ」である。韓国映画といえばそれまでは、社会派の作品が多かったがこの「シュリ」は違った！
この「シュリ」は韓国映画史上最大の約3億円の製作費を注ぎ込み、生身のアクションやスタント、ＣＧや特撮もハリウッド顔負けの最高技術を駆使し、物語も2002年日韓ワールドカップ開催のための韓国と北朝鮮（朝鮮民主共和国）の交流を背景に、南北分断の悲劇を根底として北朝鮮特殊部隊のテロリストの女性と韓国特殊情報局の男性の悲恋を秒刻みのサスペンスとリアルなアクションで駆け抜けるものである！
何故この「シュリ」がそれまで社会派作品が多かった韓国で7人に一人が見たという「シュリ・シンドローム」を巻き起こしたのであろう？
確かに「タイタニック」も悲恋だがこの「シュリ」も悲恋である。「タイタニック」の場合は身分違いのパニック型の悲恋だが、「シュリ」の場合はお互いに敵対する国の諜報員であり、自分が諜報員であることを彼女は彼に知られていなく、また彼も彼女に知られていない。このような二人が避けられない運命のいたずらで最悪の形でお互いの正体を知る事になってしまうという運命巻きこまれ型の悲恋である、今までの韓国映画にこんな物語はなく、これがヒットした要因だろう。
では日本での試写会の反応はどうだったのであろうか？
東京で行われた試写会の反応があまりによかったために、それまでは小さい劇場公開される予定だったがなんと拡大され公開されるという、異例の事態が起きたのである。
この「シュリ」は悲恋だが、それだけではなく、アクションとサスペンス、そして二人の男女の、自分自身の運命との戦いを描いたスペクタル映画である。これは必見の映画である！
「シュリ」はゴールド劇場で記録破りの大ヒット上映中！
- （四騎士の会）
日本四大巨匠（黒澤 明、木下恵介、小林正樹、市川 昆）
が作った会が「四騎の会」です。
ペンネームはそこから来ています。
この「ちょっとオイシイ＜シネマ＞の話」は学部学生からの投稿記事です。
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学生投稿記事 シュルツって誰だ？
『いいことは、いつくるかな？ 〜スヌーピーと仲間たちはこうしている〜』
エイブラハム・Ｊ. ツワルスキー 笹野洋子訳 講談社＋α文庫
- まずは、これを書くに至るまでのいきさつを。
1999年12月の某日、某広報委員の先生から、「記事を書いてみない？」といわれた。自分は、「うーん」と悩んだ。でも、成り行きでこういうことになってしまった。たった、５人しかいない部屋で決められるなんて密室で密談をしてオープンじゃないなと思いつつ今に至っている。こういうときに限って、各先生がオススメの一冊を紹介している。多分、これは「比べられない」、また、文章もへたくそだし。そもそも、たいした本じゃないのに果たして記事としてふさわしいのだろうか？と思いつつ、今書いている。先生の部屋に行ったことがある人は知っていると思うが、先生の部屋（知っている限り）にいくとずらっと並んだ多くの本。それも、専門書が多い。えっ？自分の部屋。本は、ありますが…（マンガばかりではありませんよ）。
自分が所属の某ゼミの自己紹介文には、「趣味は、読書です」って書いているぐらいですから、本は好きです。文章は、下手ですが、実は某ＨＰに自分の文章を投稿しているのです。だから、書くことは好きですが。多分、この文章は、読みにくいでしょう。その辺りは、ご勘弁をお願いします。
前触れが長くなってしまって本題に入らないと…。
ソクラテス、アリストテレス、フロイト、ユング、シュルツ……。
と、こんなふうに思想・哲学・心理学方面で著名な人名を挙げていくと、ユングまではほとんどの人がわかるでしょう。しかし、「えっ、シュルツって誰？」と思う人も多いでしょう。
では、もう１つ。スヌーピーは、ご存知でしょうか？
当然、多くの人がご存知でしょう。上に挙げた著名な人物より有名かもしれません。
実は、スヌーピーは上のある人物と関連があるのです。
もう、おわかりでしょうか？実は、シュルツとはスヌーピーの生みの親であります。
チャールズ・Ｍ・シュルツ。チャーリー・ブラウンやルーシー、スヌーピー達の生みの親。
世界中で読まれているマンガ「ピーナッツ」の作者です。
- 『ピーナツ』の掲載紙は2,600を超え、75カ国で21の言語に翻訳されているそうだ。スヌーピーでおなじみの、アメリカの連載漫画である。日常は使われないラテン語に訳したイタリア人の僧もいた（1999年12月17日 朝日新聞 天声人語より）
作者であるシュルツ氏は現在７７歳。毎日マンガを描く日課を続けて約５０年。
１９９９年１２月、引退を表明されました。
- 1950年に始まり、続くこと49年。しかし作者のチャールズ・シュルツさん（77）が健康を害し、引退を発表した。締め切りの６週間前には原稿を渡す習慣だったから、最終回は来年１月４日付。米紙はいっせいに大型記事で別れを惜しんでいる（同上）
日本人にとっては、スヌーピー達のキャラクターには、親近感があったでしょうが、マンガの中身を詳しく知っている人は少ないと思われます。その理由としては、次のことが考えられるのではないでしょうか？
- ＵＳＡトゥデーに載った談話の一つが、その辺の事情を解き明かしているように思う。〈登場人物はみんな子どもだけれど、彼らはあまりにもアメリカ人であり、読者が自分と重ね合わせたいような「いとおしさ」を持っていた〉（同上）
最初に思想・哲学・心理学方面で著名な人名を挙げましたね。
なぜ、そこにシュルツが登場しているのか？
その理由について、アメリカの精神科医である、エイブラハム・Ｊ・ツワルスキー氏は、次のように話しています。同氏は、「ピーナッツ」を使って患者に心理療法を行っている医師であります。
「シュルツの描いたマンガが、思想や哲学や心理学の宝庫だから。」と。
例えば、著名人が書いた本であっても、難しい内容だと、多くの人は読むだけで億劫になり、その上内容なんて理解するのは困難でしょう。もちろん、この本にも文章はあります。書いてある内容も難しいかもしれません。しかし、他の本と違う点が１つだけあります。それは、スヌーピー達があなたの理解を助けてくれます。
この類の文章は堅苦しさが感じられます。しかし、この本にはその堅苦しさがあまり感じられません。その理由としては、やはりマンガが入っているという影響が大きいでしょう。
さて、肝心の内容ですが、
- 自分自身が壁にぶつかっている
自分の行動に不安がある
人に相談したいけどなかなかできない
人に相談したが、どうも道が開けないという状態に陥っている
人間関係に悩んでいる
最後に、シ ュルツ氏のご健康と、彼の名言を記して、今回の記事を終わらせてもらいます
- I love mankind ...It's people I hate.
Charles M Schulz
人類は大好き...。 嫌いなのは人。
チャールズ・ M・シュルツ
- http://www.snoopy.co.jp/ （「ピーナッツ」オフィシャルホームページ）
この「シュルツって誰だ？」は学部学生からの投稿記事です。
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かめさんの生きもの日記（４）
タンポポは春の野原を彩る花として誰にでも知られており、親しまれています（上写真）。
中空の茎を草笛にしたり、実のなるころの綿毛を吹いたりして遊んだ経験のある人も多いことでしょう。また、葉はあえ物や炒め物にして、花はゆでて酢の物にするか天ぷらで、根は炒め物にして食べることもできます。葉は草食動物にとってもご馳走のようで、わが家のリクガメ君たちに摘んできたタンポポの葉をあげると、喜んでパクついています。
タンポポ、と一口に言いますが、実はこのタンポポには、日本に古くから生息している種（在来種）と、人為的に持ち込まれた種（外来種）とがあります。東海地方の平野部で代表的なタンポポとしては、在来種では黄色い花を咲かせるニホンタンポポと白い花を咲かせるシロバナタンポポ、外来種では実がくすんだ茶色をしているセイヨウタンポポと実が赤みを帯びているアカミタンポポがあります。
ニホンタンポポは地域的な変異が大きいようで、北九州から大阪、京都に生息するカンサイタンポポ、滋賀から岐阜、北陸に生えているセイタカタンポポ、長野、北関東のシナノタンポポ、関東中部のカントウタンポポなどが知られており、私たちのキャンパスやその周辺で目にすることができるのは、静岡県を中心とした東海地方南部に生息するトウカイタンポポのようです。
セイヨウタンポポはもともと野菜として明治初期にヨーロッパから導入されたのですが、今ではその子孫が野生化しています。
在来のタンポポと外来のタンポポはとても簡単に見分けることができます。タンポポが咲いていたら、花を包んでいるそうほうへん総苞片の部分を観察してみましょう（右図）。 総苞片が反り返っていてその先が垂れ下がっていたら外来種、反らずに斜め上の方向に立つか、総苞にぴたりとくっついていれば在来種です。一度両方を並べて観察しておけば、間違えることは（めったに）ありません。
在来種と外来種の分布のパターンを観察することによって、その土地の自然の状況を知ることができます。在来種は水田のあぜ、畑の周辺、古い庭園や社寺に多く、外来種は造成地、グラウンド、舗装道路やその道端に多い傾向があります。つまり、在来のタンポポは農耕を中心とした人間活動と自然との働き合いによって作られた「農村的自然」の指標であり、外来のタンポポは近年の急激な開発により生まれた「都市的自然」の指標なのです。
なぜ、在来のタンポポと外来のタンポポでは生える場所の好みが異なるのでしょう？
原因の一つとして、繁殖方法の違いがあげられます。在来種は必ず他の個体、しかも自分自身や兄弟よりも遠い血縁の個体から受粉しないと種子を作ることができません。花粉のやり取りができるほどの数がまとまって生えていないと増えることができないので、開発された場所での広がり方が遅いのです。ところが外来種は花粉がめしべに付かなくても種子をつくれるので、増殖がとても早く、開発された場所で真っ先に増えることができるのです。
また他の原因として、芽や葉が育つ時期の違いがあります。在来種では、春の終わりに散らばった種子は秋まで発芽しませんし、春に拡がっていた葉は夏にいったん枯れ、秋に再び新しい葉が展開します。つまり夏に覆い茂る他の植物との光をめぐる競合をうまく避けているので、草むらにでも生えることができるのです。一方、外来種の種は散らばったらすぐに発芽しますし、在来種のように本体が夏に休眠する性質もありませんので、他の植物の陰になって光が十分得られない草むらではうまく育つことができません。
さて、あなたの身の回りのタンポポはどんな種類でしょうか？ そして、そこの環境は農村的ですか、それとも都市的ですか？